史実をリベラルな女、重要な役回りに黒人を使って今の価値観でオサレにポップに断罪、というのが直近のタランティーノ風で食傷気味。
登場人物がふがふがと軽妙な会話したあとでカメラ側、ある方向に同時に目線をやるとかもちょっと多いかな。
扁平足のダメな刑事のほうがダメさゆえ事件を解決する糸口、意図せずにして何かを倒すみたいな美味しいシーンが欲しいね。全部がただ出て来ましたみたいな感じ。
アニャはどの作品もジャストなメイク、髪型、衣装で出てくるのが素晴らしい。
難しいという意見もあり身構えたがそうでもなく、構成上の波がない感じかなあ。
話のピークは序盤にあれがあれするところで、以降はそれを超えてこないのがキツイ。