MrNO

マッドマックス:フュリオサのMrNOのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

早くも2回目の鑑賞。
特に新しい発見はありませんでした。
中盤は似たような映像が続くので、IMAX 前方での爆音の中でも眠くなりました。

🏍️ーー🛻ーーー🚙ーー🏍️ーーー

池袋グランドシネマサンシャインの日本最大級のIMAX。ジャパンプレミアで鑑賞。
4月に行われたヒロミとチョコプラ長田が登壇して、V8ポーズを全員でキメたスペシャルファンイベントにも参加したので、期待値MAXでした。

見ました
傑作。でも前作の「FR・怒りのデスロード」は大傑作でした。出るアドレナリンの量がちょっと少なめでした。

あくまでもフュリオサを中心にしたスピンアウトで、マッドマックスFR2ではないし、時間軸も前作の10〜0年前、場所もほぼ同じ地域だから、世界観やキャラには前作のような驚きはないのはわかってるんだけど。
ストーリーも大体読めるし、前日談だから誰が死んで誰が生き残るのかも、フュリオサが坊主になって、片腕がなくなるのもわかってる事。

キャラクター
8割くらい同じだけど、前作で活躍したイモータンジョー軍団、ウォーボーイズの活躍は控えめ。
今回メインの悪役、クリス・ヘムズワースのディメンタスは粗暴なだけであまり見た目も行動も個性的ではない。男前すぎるんだよな。配下の奴らはほぼ雑魚キャラ。有能な医師はジョーに引き抜かれてしまうし。亡き娘の形見のクマのぬいぐるみを常に身体に付けているけど、子供を無くした経緯は語られないのでぬいぐるみに感情移入できない。
イモータンジョーを演じていたヒュー・キース・バーン(一作目の悪役トーカッターも演じた)が亡くなってしまったので違う人が演じてるけど、やはり違うんだよな、カリスマ性が。
今回のフュリオサ。アニャ・テイラー・ジョイは、ナイト・シャラマンのスピリットから好きなんだけど、凛々しさではやはり、シャーリーズ・セロンには及ばない気がします。
目がクリクリしてて可憐さはあるけど、隊長に選ばれた男まさりの力強さに欠けます。冒頭のフュリオサ母がかっこいいんだ。どちらかと言うと鉄馬の女、母の方がシャーリーズのフュリオサに近い。

ストーリー
フュリオサの母が敵討ちが縦軸だけど、親子の絆が余り描かれていない。2人が暮らしていた楽園の描写がほとんどないからだと思う、この楽園はFRでも大事な意味があるので残念。

フュリオサが子供の頃、さらわれて、逃げ出す。男子になりすまして砦で10年近く潜伏、でも女ってバレちゃうけど、誰も少女フュリオサの成長した姿(ディメンタスにもジョーにもあんなに可愛がられていたのに)と気が付かないのが不思議。巨体のバカ息子リクタスだけ気づきそうになるけど。

ラスト、フュリオサが妾たちをウォータンクに乗せて脱出を図る所で終わり、そのままFRに繋がるんだけど、もう少し女性たちの虐げられた扱い、フュリオサと彼女たちの関わりを描いてくれないと共感しづらい。
アクションは前作に比べたら抑えめなのでフュリオサを中心にした女性たちのストーリーをもっと深く描いて欲しかった。

メカニック
バイク軍団が中心なので、改造自動車の台数は少ない。神V8エンジンの登場も少ない。
でもディメンタスの、ベンハーでチャールトンヘストンが乗っていた馬戦車のようなバイク馬車は面白かった。手綱でどうやってバイク3台をコントロールしてるのかが不明だけど。
あとウォータンクの後部のグルグル回って砲丸をぶん回すやつ、名前忘れたけど、も。
今回は風力を使ってハングライダーのように空から攻撃も登場。マッドマックス2を思い出した。

なんだかんだ言って2回、3回と見ちゃうんだろうな
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