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マッドマックス:フュリオサのcrdbのレビュー・感想・評価

4.0
『マッドマックス:フュリオサ』

『マッドマックス 怒りのデス・ロード(フューリーロード)』から約9年…ついに来ました。マッドマックスの新作が観れるなんて最高でしょ!という感じで公開初日に観に行きつつ、2回目の鑑賞をしてきて今という感じです。

前作に関しては、脳内麻薬ドバドバって感じでどハマりししまい映画館に何回も足を運んだくちです。そんな前作の前日譚。フューリーロードではシャーリズ・セロンが演じたフュリオサという人物の背景が描かれる映画です。いかにして、フューリーロードに出てくるフュリオサが誕生したのか、という事が語られていきます。

いちおう前作からの流れの期待値を持ってる方にお伝えしたいのは、フューリーロードとは少し趣向の異なる作品であるということ。前作の魅力だった全編クライマックスでわけわからんけど最高っ!!みたいな謎の高揚感に飲まれる感じの映画とは少し異なり、ストーリーもしっかり描いている映画という感じでしょうか。全く同じ映像体験を期待すると少し肩透かし感があるかもしれませんが、アクションもしっかり魅せてくれますし、それがめちゃくちゃ最高なので、その意味での期待にも応えてくれるのではないかと思います。

フューリーロードでは多く語られなかった部分、主にフュリオサに関わるストーリーが補完された作品という感じなので、前作今作はセットで観たい映画だなーという感じです。
自分も軽く予習はしていたものの、やはり細かい部分は忘れてしまっているところも多かったので、初見後にフューリーロードをがっつり復習してから、2回目を観ました。それによって、より起きている事が理解しやすくなったので、ぜひフューリーロードを見直したうえでの鑑賞をオススメします。

フュリオサ役のアニャ・テイラー=ジョイの眼光の素晴らしさと、敵役のクリス・ヘムズワースのイカれ具合が最高でした。フュリオサの子供時代を演じた子役も凄かった…

なんにしても、個人的には素晴らしかったなという感想。めちゃくちゃ楽しませてもらいました。マッドマックスの世界観が好きな人だったらきっと楽しめる映画だと思いますし、でかいスクリーンでデカい音で是非楽しんでみてください!
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