散々書かれている様に『ファイナル・ディスティネーション』シリーズとは一切関係がない。原題も劇場公開では『Good Samaritan』だったものが、配信の際に『DON'T LOOK BACK』に変えられて、そして邦題では別の日本映画のタイトルと被っているというやけにややこしいもの。
事件を見て見ぬふりをした目撃者達が不審な死を迎えていく流れは、確かに『ファイナル・ディスティネーション』の構成と似ている。しかしこちらはオカルトなのかミステリーなのかを紐解いていく進行であり、その結末の驚きの少なさには「そのオチでいいの！？」と逆に驚いた。
何もしなかった目撃者達が世間からバッシングを受けるという折角のオリジナリティ溢れる設定も、あまり活かされてはいなかった。
