既視感はあるし、前半やや退屈だが後半面白くなってくるスリラー。
ラウール・アレバロがさらにショーン・ペンに似てきた。前から言われていたけど最近かなり寄ってきたな。そっくりな表情多々。

アメリカの石油会社の欧州拠点で働き、ニューヨークでの昇進を約束されたカルロスは、そのかわり彼が以前に過ごしたことがあり土地勘と馴染みのあるアフリカで誘拐されたエンジニアを救出するための交渉を頼まれる。

誘拐犯がカルロスのかつての友人だと早々に明かされ、その友人関係を辿りながら解決に向かうんだけど。カルロスの過去の私生活も絡み、政治的陰謀、搾取などお馴染みの要素を取り入れ、血生臭い惨劇や、まさかの結末まであって、盛り込みすぎな感じもしなくはないが、終わってみればまあまあ面白かった。

白人救世主的な展開の映画の多さにうんざりしてる人もいるかもしれないが。それはさておき……

王道的展開でそのまんま終わると予想したので、最後10分くらいは「なんてこった」な話になって唖然。

貧困国の搾取、利権や汚職、陰謀が絡むの話はだいたい欧米露や巨大組織が絡んでくるが、近年はそれだけじゃなくなっている…っていうのを匂わせる描写もあり。時代を感じるね…。

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