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私は確信するのAOKIのレビュー・感想・評価

私は確信する(2018年製作の映画)
4.2
法廷モノの新たな名作出現!!(砂上の法廷、それでも僕はやってない、もオススメです)

刑事裁判は対等な議論の場ではない(検察とマスコミの癒着、検察警察の強大な権力)
ことを見事に描いています。

誰しも、いつのまにか、自分が望む結果が真実だと思い込み、そのための根拠を探します。

また、非を認めるわけにはいかない検察は、真実を明らかにする捜査よりも、メンツを守るために当初の主張の維持を重視します。
弁護士の「誰も真実を求めていない。」という発言に痺れました。

欲をいうと、そもそもなぜ検察は起訴に踏み切ったのか、の経緯を描いて欲しかったですが、全体的に素晴らしい作品でした!!
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