MamiWatanabe

私は確信するのMamiWatanabeのレビュー・感想・評価

私は確信する(2018年製作の映画)
2.5
レストランの仕事をしながら、裁判に必要な証拠集めのため、長時間の電話記録を調査したり、ノラが苦労してるところはよく分かったけど、肝心の弁護士が特に何もやってないのではと感じてしまった。
その弁護士はノラが夜中のホテルに来た時もヒステリックに追い返したり(もっと意見を聞いてから、裁判ってそうじゃないんだとか諭してやれよ)、電話記録を終盤のタイミングでリスト化しろと酷な注文をしたり、ずいぶんと勝手に見える。

フランスの実際にあった失踪事件、裁判を元にしたストーリーで、当時フランス国内では相当マスコミが騒ぎ立てたんだろうなと想像できた。
集団ヒステリーと言うか、「夫が妻を殺した犯人だ」と警察や検事、世間が信じ込んだ恐ろしい流れ。一審で無罪なのに更に控訴され叩かれていた夫はうつ気味で無罪の主張もままならない。
妻の愛人の方が周りを扇動することに長けていた。

ノラはこの映画のためのフィクションの人物らしいけど、実際は弁護士がしっかり仕事して無罪を勝ち取ったと信じたい…
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