妻殺害の容疑がかかった夫は有罪か、それとも冤罪か…。フランスで実際に起き、世間を騒がせた一大疑惑事件を映画化した緊迫の法廷サスペンス。
事件にのめり込み家庭崩壊寸前までいく女性の姿は、『ゾディアック』を思い出す。
"ヴィギエ事件"(2000年フランス南西部で主婦が失踪。遺体が見つからないなか、夫が殺害容疑で逮捕され、第一審で無罪となるも、検索が控訴)。"心の奥に確信があるか？"。容疑者は鬱病。遺体なし証拠なし動機なし。敏腕弁護士デュポン=モレッティとシングルマザーのノラ。3436事件。愛人の通話記録250時間分CDの文字起こし。レストラン解雇と息子との確執。"スザンヌの死は確認されていない。フランスの失踪者は年間4万人。1万人弱は謎の失踪である。ジャック・ヴィギエの無罪判決後、3436事件で起訴された者はいない"。「自分の顔を見てみろ。憎しみに満ちている警視と同じ目だ。」
