もし、日本の総理大臣が女性だったら... この映画はそんなifの物語である。コメディかつリアルに描かれていたので、なかなか面白かった。男女平等が叫ばれている昨今だが、まだまだ日本の女性にとっては生きづらい世の中である。中谷美紀演じる相馬凛子総理は、そんな女性たちに希望を与える存在であった。しかし、そんな総理にも女性ならではの問題があり、もどかしかった。
中谷美紀が総理大臣を演じるのは完全にハマり役だった。強くて、凛々しく美しい。まさに理想の女性総理大臣であった。田中圭は彼女の夫の役で、最初は頼りない感じであったが、最後のスピーチで感動した。彼は総理の夫であると同時に理想の夫でもあると思う。
2022年 27本目