久しぶりにズシリと来た。
報道写真家としてシリアで活動中に拉致されたダニエルを全てを投げ打って救出しようとする家族の話。
多大な負担をかけて愛する者を救おうとする姿ももちろんとても感動的でした。
けど、今作を観ていて1番痛感したのがジャーナリズムとそのリスクの天秤。
誰が伝えなければという意志はとても大切。けれど、こうした戦争において人質となった時のリスクはあまりにも大きく重い。頭では理解していても、いざ映像として目の当たりにするとあまりにも辛過ぎる現実に打ちのめされました。
また、彼の出身国デンマークはテロリストに屈しない政策を取っているそうです。
その屈しない政策というのは政府が一切身代金を払わない・交渉しないという事。
正直な所、そんな事があるのかと衝撃でした。
実話物は色々な点で衝撃が強く学ぶ事が沢山あります。