このレビューはネタバレを含みます
上京していたいじめっ子が田舎に戻る。いじめられていたメリちんが迷惑そうにする。夏のけだるい感じで時間が流れる。まさしく今の夏のさなかにみるのがぴったりだ。
最初からずっとメリちんが迷惑そうにしていて、つまらなそうに焼肉したり、川で遊んだり、肝試しをしても嫌々付き合っている感じでちっとも盛り上がらない。そして、日記でいじめっ子の悪口がめちゃくちゃ書かれているショッキングな場面がある。それまで楽しそうにしていた方が余計にショックだったのではないか。それは特に意図してないのだろうか。
いじめっ子はいじめっ子は居場所がなくてつらい。しかし態度がわるいのだからそれはそうだろうとしか思えない。いい面が特に描かれない。
いじめっ子と大人になって再開してまた威張られるのは本当にたまらないとしみじみ思う。
気になったのは、肝試しに行くときに車があるのに電車で向かい、電車がちょうどなくて徒歩で現地に向かうことだ。田舎で車があったらなぜ車を使わないのか意味が分からない。田舎ならまず車で、よほどの理由がない限り他の選択肢を選ばない。都会の人が見る分には違和感はないのか。