ちひろ

ハイゼ家 百年のちひろのレビュー・感想・評価

ハイゼ家 百年(2019年製作の映画)
3.5
NHKの映像の世紀大好き人間なので、この長尺にも耐えられるはず、と思いおもいきって鑑賞。
基本的には文書の朗読だけで話が進む。
のに、前半はなかなかの面白さ。
話題になってたホロコーストへ送られた人の名簿の部分も、その時読み上げられてた手紙の内容に釘づけでした。
知識として知っていることだけど、その時代を生きた謂わば被害者の言葉は胸に迫るものがある。
為政者は被害者の数とかで把握するんだろうけど、一人ひとりに生活があって1人の人間の死がある、ということは忘れてはならない。これは最近さざなみ、と言った人にも言ってやりたい。
帝国主義、ナチズム、社会主義、民主主義と東ドイツは100年の間に大きく政治形態が変遷した。
そして日本も含めた他の国でもそうだけど、貧富の差の拡大、民族主義の台頭など問題は山積みだし、いつまでもこの政治形態かどうかなんてわからないよなー、と思った。
ちひろ

ちひろ