鴉

セブンの鴉のレビュー・感想・評価

セブン(1995年製作の映画)
4.3
ずっと気になってた映画の1つ。

序盤は物語はあまり動かなかったけど、中盤で物語が一気に動き出し、最後のシーンは「まさか。。。」とは思っていましたが、久々にゾッとさせられました。ファイトクラブもそうだったけど、フィンチャーの映画は、物語の起承転結の「結」の部分に、映画全体の緊張感や盛り上がりを持って行ってるなと常々思います。むしろ観ている途中はパッとしなくても「フィンチャーの映画だから、後々で何かあるかも。。。」と期待させられ、そしてその期待に応えてくれたのが、最高でした。

音楽の使い方も派手な使い方はしておらず、故に最後のシーンの緊迫感が際立ったのだと思います。(最初の被害者の家を捜索するシーンはなくても良いんじゃない?とは思いましたが。)

物語としてはバットエンドなのでしょうが、それでも視聴者の予想を裏切り、且つ納得させられるエンディングとしては中々ないと思います。

やっぱり名作と言われてる作品は、みんな名作なんだなぁと思いました。
鴉