まよいマイマイ

セブンのまよいマイマイのレビュー・感想・評価

セブン(1995年製作の映画)
4.8
『ダンサーインザダーク』とともに逆説的に私を救ってくれた作品
話自体は単純、いい意味で。
しっかりエンタメをしていてそれでいてデビッドフィンチャー節が炸裂している。
雨、夜、ネオン、スモーク‥そのなかを本能のままに動くブラピ演じるミルズ刑事と定年まであと1週間の刑事(モーガンフリーマン)の動きを軸に絶望のラストまで突き進む
とにかくブラピがいちいちかっこいい。負けじとモーガンフリーマンもかっこいい。
十数年前に観たときは感じなかったけどこれはモーガンフリーマン演じるサマセット刑事の物語なのではないだろうか
このクソったれな世の中に諦めていて、最後の「仕事」でまた絶望を彼も味わう
もちろんこの作品には欠かせない犯人役の役者さん(有名だがクレジットで伏せられている)の存在も大きい
まよいマイマイ

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