映画みます

セブンの映画みますのレビュー・感想・評価

セブン(1995年製作の映画)
5.0
【7つの大罪】
 キリスト教の死に至る罪にとされる7つの欲望や感情のこと
・GLUTTONY(暴食)
・GREED(強欲)
・SLOTH(怠惰)
・LUST(色欲)
・PRIDE(傲慢)
・ENVY(嫉妬)
・WRATH(憤怒)

ジョン・ドゥ(ケビン・スペイシー)が日記を付ける映像で始まるオープニングクレジットが素晴らしく、これは後に殺人に至った彼の動機や心情を告白した記録に繋がる伏線だ。
結果、連続猟奇殺人が行われるもそのほとんどが死体だけの映像で恐怖を物語る手法がとにかく素晴らしい。しかも6つ目に至っては自白とサブミナル効果を巧みに使いあたかもそこに生首があると観客を騙し通せたのだから...さすが鬼才デヴィッド・フィンチャー監督👏

キャストに至っては演技派のモーガン・フリーマンを筆頭に堅実派のグウィネス・パルトロー、彼しか当てはまらないだろう主演のブラッド・ピット。
そして今作で鮮明な存在感を残したケビン・スペイシー。
主要キャストと監督デヴィット・フィンチャーの歴史に残る傑作と言っても過言ではないだろう。
ラストはサスペンス史上この上ないやるせないものとなり何度見ても号泣させるのである。