きょうもテレビのまえ

セブンのきょうもテレビのまえのレビュー・感想・評価

セブン(1995年製作の映画)
4.5
20年以上前の作品だし、近作と違ってフィルムで撮影されているのにフィンチャー臭がぷんぷん。これが監督としては2作目というから畏れ入る。ブレない美学みたいなものを強く感じて好き。

ストーリー自体面白いが、作品の魅力が一気に加速するのはやはりケヴィン・スペイシーが登場してからのラスト30分だと思う。ティーパックで紅茶を淹れてる時のあの眼ときたら。
散々語られているラストだが、3人の表情の変化がやっぱり凄い。俯瞰のショットがヘリ上の双眼鏡というのが、ありがちなのにものすごく効果的。