このレビューはネタバレを含みます
こういう映画に目を覚ましてもらいながら生きています。
ところで、犯人は信念持って犯行を重ねてたのかもしれないけども、あまりに視野が狭い。
娼婦が娼婦たる所以とか、その他被害者たちの心の欠如、それを満たすための延命措置たる『罪』への理解が一切ない。なんというか完璧主義者なのか。多角的にみないことには共存はなし得ない。自分勝手。
確かにこういう事件で問題提起するしか社会へ声は届かないだろう。最後に犯人は嫉妬の罪に囚われたようだけれど、その前に社会に対する憤怒の罪に囚われていた。そんな自分を許せないままつらかったろう。
やはり幸せを拒絶するのは簡単だが、享受するのは難しい。受け入れねばなりません。