Yosuketto

セブンのYosukettoのネタバレレビュー・内容・結末

セブン(1995年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ずっと観たかったけど観てなかった。

フィンチャー×ブラピの黄金コンビの始まりってことでずーっとすっごく観たかったけど観なかった理由は、
・レビューがぱっと見賛否両論だった
・内容が難しいらしい、
・めちゃくちゃ胸糞が悪いらしい、
・そもそも7つの大罪とかキリスト教関連の話に詳しくない、
とかとか沢山あった

そんな中思い立ってついに観たけど、確かに7つの大罪とかキリスト教関連のところをテーマにしてるのが難しかった。もっとその辺の学があればさらに楽しめたと思う。

あと他の映画観ててもあまり思わないが、今作品は環境音がすごく印象的だった。最初の10分くらいは音だけで治安の悪い世界なんだなと誰もがそこはかとなく感じることができると思う。
映像も暗闇の感じが独特だった。この辺も詳しくないから技術的なところはよくわからないけれど印象には残った。たぶん独特なんだと思う。あとOPがかっこいい。

脚本に関してはちょっと期待外れだったなぁ。奥さんと身篭ってる子供が最後殺されるんだろうなあってのは中盤にサマセットをカフェに呼び出した所で予想がついてしまった。まあこの映画の本題はそういうところじゃなくて神学的なところだろうからどうでもいいのかもしれない。むしろそんなところはどうでもいいんだっていうメッセージなのか?ってくらいわかりやすかった。

7つの大罪に限らずキリスト教関連のあれこれに対して学があればもっと深く考察ができたと思う。教養のある大人になりたい。
7つの大罪の憤怒が最後のアレになってるのが〜とか、世界に存在感とか意味を見出そうとするアレの対比が〜とか考察?感想?を書いてる人がよくいるけど、たぶんそういうところがこの映画を通して得れるものではないと個人的には思う。
いわゆるこう言った芸術作品を自分で満足のいくように楽しめるよう、繰り返しになるが幅広く深い知識を身に付けたい。
Yosuketto

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