sakitanaka

セブンのsakitanakaのレビュー・感想・評価

セブン(1995年製作の映画)
3.6
重い。重すぎる。。。
7つの大罪について軽く理解したうえで観た方が間違いなく入りやすいと思う。序盤のいたたまれない殺人が意味のあるものとして解釈しきれない。中盤からとにかく目が離せない。ブラピとモーガンフリーマンのコンビは本当に息があってるが、個人的にはバーでこの世は汚いことだらけだと言い放つモーガンに対し、ブラピがだからこそ戦おうって話すところがすき。ゴッサムシティみたいな街で長年刑事なんてやってるとそう思いたくもなるよなあ。。。
ドラッグに溺れた方が楽とまで発言してたモーガンが、ラストは必死にブラピを止めるところをみて、モーガンは本心ではなかった発言だったんだなあと。この対比が少し安堵感を残した。少数派の意見だと思うけど。

なにはともあれ、とにかく重いしなんとも言えない後味の悪さが疲れを助長させる。

人は気づかないうちに罪を放っているっていう犯人の言葉が私にとってはとっても残った。非常に感慨深い作品だった。
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