「ヘザース/ベロニカの熱い日」
冒頭、オハイオ州スモールタウン。
シャーウッドにあるハイスクール。
芝生に埋められ首だけの女。
女子3人組の取り巻き、空砲威嚇、パーティ、殺人。
自殺偽装、今、青春の悲劇が若い2人に迫り来る…
本作はM.レーマン監督が若き日のスレーターとライダーを主演にしたシニカル青春ブラコメのカルト的ファンがいる学園物で人生2度目の鑑賞したが、有り得ない青春にビックリする。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンのケ・セラ・セラが流れる冒頭から中々インパクトが有り、
集中は出来る。
物語はヘザーの名が付く3人の人気者ガール達が人気のない生徒たちを容赦なく虐め抜く、
胸糞悪い前半からその仲間の中でも女王様ぶりを発揮していたヘザーチャンドラーが事故により死ぬ…
学校に銃を持ち込んで生徒2人を空砲で撃ち停学になるアウトローな青年と不人気のベロニカが巻き起こす学校爆破事件迄を描いたぶっ飛んだ一本で、
構内で銃撃事件が起きたり自殺を美化したりするこの過激な内容を今の時代地上波なんかでは絶対に流せないだろう…
にしてもスレーターってハンサムなのかそうじゃないのかわからない紙一重なビジュアルだな。
あっ、一応褒めてます。
自殺と偽装工作する為に書いた遺書を教員が美学として伝える学校の授業でテストに出ますかって発言するガリ勉のシーンは笑える。