父の最後を看取るために田舎の農場に帰省した姉弟、ルイーズとマイケル。
しかし「来るなと言ったのに」と冷たい言葉を言い放つ母に違和感を覚えていると、母は数日後に指を自ら切り刻み首吊り自殺をしてしまう。
母に一体なにがあったのか、そしてこの家に何が起こっているのか…。
とんでもなく痛々しいシーンが出てくるので苦手な人は注意。
僕はホラーだと思って見てみたらスプラッタ並みのゴア表現に直視できなかった。
95分の映画とはいえ、帰省した所から話が始まるので余計な導入が薄くいきなり陰鬱とした雰囲気で始まる。
飽きさせないぐらいの頻度で霊現象が起きるのも素晴らしい。
ともかく暇にさせてくれないのが見ていて楽しかった。
ホラー映画では御法度の帰宅とかいう荒技をやってのけるマイケルとその末路も最高。
ともかく殺意も高いがとんでもなく非道な霊現象だらけ。
とくに全裸の太ったババア(しかも主人公たちからすると母)に襲わせるとか言うパワーシーンは必見。
気分から悪くしてくるような攻撃だらけ。
結末は好みが分かれそうなラインだったが割と好き。
しかし神父の件などもうすこし掘り下げてほしいところもあったが、結局そういう気になるところが残っているのもいいホラーだったと思う。
