Boss2054

ムーラン 美しき英雄のBoss2054のレビュー・感想・評価

ムーラン 美しき英雄(2020年製作の映画)
2.7
詰まらなかったなあ…。

正直、中国がディズニーのムーランに対抗して本気のムーラン見せてやるぜ‼︎
おう、見せてもらおうか‼︎
的な勝手なバイアスを掛けて観てしまった所為で、
思い切り腰が抜けてしまった‼︎
ディズニー版の千分の一も面白くない。

どう云う経緯で、コノ作品が出来上がったのか? 知るよしもないが、
おそらく中国にも沢山の映画製作会社があって、
それらはやはり、ピンからキリまでの実力の差があって、
何故か予算も実力もない製作会社がコレを作るコトになって、
出来上がったら、コレ、だった‼︎
みたいな、そんな感じなのかな…。

先ず、ホンがダメ。
ムーランを主人公にうたっていながら、
そのムーランの出番が全シーンの5割程度。
ハリウッドだったら主人公は、8割から9割出ている。
それがハリウッド流の脚本術。
もちろんそれを知っての型破りト云う形式もあるが、
コノ作品はそうではなく、カタナシ、の方。
つまり、脚本術の論法を知らない人が書いているみたいなホンなのだ。
構成も悪いしね。
意味不明のシーンや意味不明のキャラクターや意味不明の行為、行動がやたら出て来る。
もう⁇の連続。

演出もセンスないね。
それは、シーンのフェードアウトで分かる。
実に雑‼︎
余韻も何もない。
てか、何で、このシーンの終わりがフェードアウトか分からない⁇
フェードアウトしかテクニックを知らないんじゃないだろうか⁇
で、使い方間違ってるし、

役者さんも華がない。
素材としての役者さんにはあるのかも知れないけど、
演出がヘタだから、華がない様に見える。
かわいそう…。

アクションにも新味がないし、その撮り方も凡庸。

何故、中国の大切な財産でもあろうムーランをこんな作品にしてしまったのだろう⁇
やはり、ココは大奮発して、ディズニーに負けないムーランを作って、
中国映画の心意気を見せるチャンスじゃなかったのか⁇

観ながらちょっと思ったのは、
ひょっとしたらテレビドラマかも…。
だったら、仕方ないかなあ…。
でもなあ…。
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