ひでを

ドライブ・マイ・カーのひでをのレビュー・感想・評価

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
4.2
3時間を長く感じないほど、ずっと画が決まってたし会話の言葉に力があった。演劇の内容を知ったうえで見ていればより楽しむことができたと思うが、知らなくても劇の台詞、登場人物と家福自信が重なり合っていく様は引き込まれた。理想的な存在であるが故に、全てをさらけ出せなかった家福が、みさきに出会って初めて胸の内を他人に打ち明けられた。家福にとって車は自分のテリトリー、そこを任せることができるみさきは大きな存在だったんだろうな。自らの拠り所となる人を失ったもの同士、自分が殺してしまったと後悔する思いを抱え、苦しい日々。それでも残ったものは生きていくしかない。5年、10年後にまた観たい作品でした。
あと夜にサンルーフ開けてタバコ吸うのかっこよすぎ…
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