クリープ

ドライブ・マイ・カーのクリープのレビュー・感想・評価

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
3.1
●物語
主人公は
舞台俳優 + 演出家の西島
妻は
女の子を出産 その後亡くした過去をもつ
脚本家の 霧島
ある日

主人公は妻の情事を目撃
その夜
妻 くも膜下で死去
主人公 緑内障のため 運転手 三浦透子と出会う。
──それだけの内容

●当時
「女のいない男たち」が書店で 2本のタワー積みで売られ、読んだけど 内容おぼえてない。
村上春樹が本作を観た 詳細な情報や 感想は皆無
・・・・・・・「やっぱりな」
でもOK貰っただけでも 快挙だと思う☘️

●レビュー
春樹の世界感は 過去に親友の死によって、どーしても死が身近に存在してしまう。
夫婦の日常も
暗唱するカセットテープのように
どこか演劇的
言葉に強度なし 淡々として
他人の人生をしゃべり続ける役者のように

いつも観客が存在していて
舞台が寝室か
SAAB 900 ターボ スウェーデン製の車内か

運転手も同じ
機械的な技術☘️
変わらない速度計 滑らかな車線変更
かろやかなシフトダウン

日常の演劇性からは 逃れられない

疾走するか 失速するか
ゴミ処理施設のオートマチックな
消費されていく世界から
●♥️
追加
時間が経過してから 見えてくる作品がある。
この映画はスッキリしない 3つ
1♪ 若いキレ俳優の 詳細な行動
2♪ 妻の本性
3♪ 妻の小説のその後の物語での 本当のテーマ

────この本質を語らないキモチ悪さが
最大の魅力だと やっと気づく
そして 語らなくて正解だと✨
クリープ

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