映画という虚構の中にさらに戯曲が入り込む多層構造
3時間がとっても不思議な時間軸に感じました
相手を覗こうとする前に、自分自身を深く見つめるしかないとあったが
一方で、人は誰かと関わりを持ち向き合うことによってなによりも、自分自身を突きつけられると改めて感じた
対人関係でしか相手を、そして自己を受容できないんだと
家福と高槻の対話の緊迫感や
車からのぞくふたりの煙草を持つ手の描写
文字で綴る小説の良さが勝る部分がありつつも、しっかり映像で表現する映画ならではの魅力もバッチリでした
"全てを本当とすること"
