ドライブ・マイ・カーのkioのレビュー・感想・評価

「矛盾」を嫌っても、一面しかない人間なんて殆どいない。

すごく根気のいる作業だが
一度綻びが出たものは全壊して中にあるものを見るしか真に理解は出来ないのだろう
（一部、〝Demolition〟を観た時と似た様な感動を味わった）

最後に家福が演じたワーニャ伯父さんが、自身の投影、もっと言えば西島秀俊自身が純粋な涙を流しているようで、ソーニャ役の人も含めてあまりの美しい演技に全身鳥肌が立った。