2021年のうちに観なくては思ったけど、その後も咀嚼しきれず色々考えてました。
アカデミー賞のノミネートなども続き話題だし評価されてるけど、濱口竜介作品が苦手なのか村上春樹が苦手なのか（もしくはチェーホフが苦手なのか）わからないが、神格化された女性像みたいなところがやっぱり気持ち悪くてところどころこれ以上気持ち悪いことしないでくれと絶叫しそうになるのをこらえながら鑑賞。
感情を込めない本読みという、濱口竜介さんの手法だからこそ演者が見出す感情みたいなことは面白いし、劇伴がすばらしいので反するように無音や、声の演出もすばらしいのでそれはよかった。
文學界のインタビューなど読む限り、彼の実験的な映画の手法とかはすごく好きなんだけど、性や恋愛をモチーフにしているところが私には合わないのかもしれない。
今後はまた違う作品に期待したい。
