生々しいシーンから始まり、中々物語に入り込めなかったが、観終わると良い映画だったと感じる。
それぞれ後悔を抱え生きている家福とみさき。そんな2人がお互い干渉し過ぎるでもなく雪の中で内面を吐露するシーンがとても良かった。
後悔が消えるわけではないけど、自分の気持ちに向き合うことが一歩踏み出すきっかけになる。傷付くと逃げたくなることもあるけど、自分の気持ちに正直になるのも大切だと思った。
車の時間が心のモヤモヤをゆっくり消化してくれているようで、淡々とした時間の中で色々考えさせられた。
みさきが家福に言った、どんな音さんも、全て本当の姿だったのでは？という言葉もなんだか納得した。どれが本当とかじゃなく、感じたまま全部本当。そんな風に受け入れるのいいな。と思った。
