ドライブ・マイ・カーのpmanのネタバレレビュー・内容・結末

サーブ900が道を走る様子や車内からの景色、トンネル、夕焼け、タバコの煙、波、雪、官能的で迫力のある映像でシーン毎に感心していた。

音も良くて車のエンジン音、タイヤと地面の摩擦の音、言語、手話、沈黙、どれも心地良くて台詞も音として精密に設計されていた。車中のシーンでは常に走行音がバックグラウンドで流れているが必要な音の一部として存在している。

赤いサーブが雪景色を無音で横移動するショットは沈黙も一つの言語だということを実感する。
179分もあり驚いたが長くは感じなかった。