前は観られなかったから再上映してくれて嬉しい…。
事前に上映時間を確認していなくて、終わったら3時間近く経っていたのにびっくりした。体感2時間ちょっとだった。
自分は喪失と再生というテーマが好きだなと今さらながら確信した。
家福とみさきの距離感が絶妙。似た喪失感を抱えた二人だから分かり合える、埋め合える。それとみさきの一定のトーンな喋り方がよかった。三浦透子の出演作は見事に1つも観たことがなかったからちょこちょこ観ていきたい。
ワーニャ叔父さんの内容と現実がリンクしていって、クライマックスのソーニャの言葉で家福の抱えたしこりが取り除かれる場面、こういう演出好きだと思った。それにしてもソーニャ役の手話を使う女優さんの透明感がとんでもない。
高槻の車内の語りのシーン、映画の家福の言葉で言うと、岡田将生にあの瞬間何かが起きていたとしか思えない。普段の岡田将生のイメージとは違った役柄。役者の力のすごさを感じた。
ラストシーンはなぜここ?と戸惑ったけど、コロナの影響がなければここをメインの舞台だったという事情の名残なのかな。