ラストはコロナ禍。
『寝ても覚めても』では、東日本大震災が途中で描かれてました。リアリティを追求するというのはこういうことなんですね。
この監督、夫婦ものがやっぱ好きなんでしょうか。村上作品を撮るのが必然だったように思います。
ストーリーラインは「永い言い訳」にちょっと近い、、旦那が不倫するパターンですね。
カメラアングルや演出に関しては、村上春樹らしさと濱口監督の目指すリアリズムが良い形で融合されていたように感じました。
セリフの言い回しは村上文学らしさが残っていて、良くも悪くも映像で見れる悦びがありました。