登場人物の口調も相まって、淡々と、淡々と進んでいくストーリー。
感情剥き出しの演技のハリウッド映画とは、まさに正反対の邦画、という印象。
妻が亡くなるまでと亡くなった後での2部構成になっていて、濃すぎないストーリーに3時間が気にならないくらいスッと観れた。
正直鑑賞前は、妻が亡くなった秘密を巡るミステリー映画かと思ったが、実のところ言葉では表現しにくい人間関係映画といったところか。
アカデミーで評価される理由もわかるが、きっと観る人を選ぶ映画ではある。
ただ素直に、アカデミー賞外国語映画賞受賞おめでとうございます。