このレビューはネタバレを含みます
いまの自分には刺さった。
「生き残ったものは死んだものを考え続ける。それがずっと続く」
心に傷を負った人に対して優しく語りかけるような映画だった。
「運命が与える試練にもじっと耐えて、安らぎがなくても、今も歳をとってからも他の人のために働きましょう。そして最後の時がきたら大人しく死んでゆきましょう。そしてあの世で申し上げるの。」
それでいいと思った。
悲しさや辛さを乗り越えるために感情に蓋をすることは、強さのようで弱さなんだとわかった。
幸せは一瞬で崩れること。
人間の感情はすごく繊細で一人一人その感情が波打ってる中で生きていること、人と関わり合っていること。
どれだけ愛し合っていても長い時間一緒にいても相手の全てを理解すること、受け入れることはできないこと。