アッコリン

ドライブ・マイ・カーのアッコリンのレビュー・感想・評価

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
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遅ればせながらドライブ・マイ・カー。

3人しかいない職場の私以外の2人が最近この映画を観て
私にネタバレしないように気を使いながら感想を言い合っているので
なんだか悪いなあとおもったことがきっかけ。

観始めると
0時までには寝ると決めているのに
途中でやめれなくて
1時半まで観てしまった。
面白かった。

舞台の演出家であり役者でもある夫。
えろえろ美しく文学的な脚本を書く妻。
夫婦仲はよく、仕事は成功している。
おしゃれで素敵なお家に住んで、
赤くてかわいいレトロカーSAABで出勤。

スマートか。

妻が急死して2年後
舞台演出の仕事で広島に長期滞在することになった夫。
契約上、ドライバーが用意されていて
出会ったのがSAABを運転することになる
若い女性ドライバー。

このこがかっこよいのなんの・・・

淡々と進むストーリー。
だけど、SAABのなかで
西島さん、ドライバーさん、舞台の人も、
ゆっくり静かに影響をしあって
ほぐれていく感じが心地よくて
ずっと観ていたいなと思った。

ただ、広島人として思うことをひとつ。
広島は【景色】だったなあと。
出てくる人はみんな広島に最近来たよそのひと。
広島弁が1回もでてこない。

英語・韓国語・中国語・手話と
多言語の魅力が描かれていたので
広島弁の仲間外れ感が際立つような。
村上春樹と広島弁って
もしかして対極にあるのかな?

【例えばドライバーが広島出身だと仮定して検証】

ドライバー:この景色、ぶちきれいじゃろ〜。
ドライバー:お好み焼きでも食べて行きんさいや〜。

ダメじゃ!!