3時間の長尺、村上春樹原作、アカデミー賞。なかなか敷居が高い。自分の体調や時間が整わないと観ることが出来なかったがようやく鑑賞しました。
淡々と話は進みますが、長さは感じない。劇中劇と同じように棒読みのようなセリフ。常に自分を演じている家福。それがドライバーのみさきとの交流を続けるうちにある事に気付いていく。
なんかこのままずっとこの世界に浸っていたいと感じていました。よくわからないシーンもありましたがなんか心地よい雰囲気でした。
車中での岡田将生とのシーンは説明できないが、とてもすごく心をざわつかされました。ある意味怖いシーンです。
最後のワーニャ伯父さん。手話でのシーンはとても感動しました。劇中劇と本編が計算され尽くしてリンクするような不思議な感覚になりました。
しばらく余韻に浸りました。良い映画でした。