このレビューはネタバレを含みます
正直しばらくずっと退屈だったし、村上春樹の好きじゃないところが詰まっていて嫌だったけど、終盤北海道の家着いてからラストまでの15分くらいはとてもよかった。悲しいことばかりの不条理な世界だけどそれでも生きていくしかないみたいなメッセージの作品(と最後の演劇シーンから受け取った)に久しぶりに触れた気がする。一時期、読む本も観る映画もそんなんばかりでそれ系に辟易してたけど今日は嫌じゃなかった。自分の年齢も関係あるかもしれない。歳を取れば取るほど辛いことを辛いと認めることが怖くなっていくものなのだろうか。
・演劇のラストシーンの手話のところ
・車で2人でタバコを吸う時に上の屋根から2人揃ってタバコを持った手を出してるところ
・家の跡地で雪一面の中花を一本ずつ投げるところ
24-18