モスリム の男女差別のなか、シャリア律法のなか、欧米の民主主義を手本にして、浸透させようとしても、社会はそんな簡単に変わるものだろうか。ウルドゥー語を国民はつかっているが、イギリスの植民地だったせいか英語が公用語だとはいうが。娘のブットは英語で、演説をするが、どのくらいの国民がこの政治用語を理解しているのか。真の公用語として、この国ではどのくらい使われているのだろう。2007年にブットはパキスタンに戻ってきた。歓迎する人としない人のこの分断は大きいようで、インタビューでは主に女性が歓迎している。パキスタン出身のマララ・ユスフザイやアフガニスタン/イラン舞台の映画、午後の五時(2003年製作の映画) A CINQ HEURES DE L'APRES-MIDIの主人公などに力を与えてことは評価できる。モスリム の国で女性が首相になったという存在価値は誠に大きい。