水のまち

暴行本番の水のまちのレビュー・感想・評価

暴行本番(1987年製作の映画)
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家庭にプッシュホンが普及しだした頃の、大学の研究室に置かれた黒電話のイノセント。痛みや苦しみのない世界、テレビゲームが人に与えた刺激が、注射器、剃刀、薔薇の棘、鋭利なアイテムをみつけ、脱皮しかけの日本社会へと放たれた。α波を超え、小刻みに揺れる”恐怖分子”。宮崎勤の部屋をワイドショーで見た時の衝撃に似た空気がここにあった。劇伴から何まで、狂気と芸術。
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