クリスマスに実家に誘われるも、家族に関係をカミングアウトしてなかったことから始まるクリスマスムービー。
基本コメディ調で笑いながら観てたのにラスト20分ずっと泣いてた。ロマコメで包まれたシリアスなお話にグサッと刺さってしまった。ものわかりよすぎで出来すぎだけどロマコメ映画なんだからこうじゃなきゃ。泣かされちゃったなあ。
女性同士の恋愛模様を描きつつ、自分らしく生きることの難しさ、家族の在り方。
自分を受け入れてくれなくなったら、愛されなくなったらというハーパーの気持ちはわかる。自分を隠して生きてるハーパー。
ただ本作はアビー目線なのでイライラさせられる。あまりにも息が詰まるホリデー。私なら1日でギブアップ。観る側がここを耐えられないとイライラだけで終わってしまう可能性あり。
ハーパーのクセ強め姉妹も描き、家族のお話もしっかり機能していたため最後うまくまとまった。姉妹での乱闘シーンがあるのもホームコメディをきちんと抑えててポイント高い。
カッコいいイメージのクリステン・スチュワートもマッケンジー・デイヴィスも本作ではめちゃかわいい。
監督やクリステンだけじゃなく、バイセクシャルやゲイのキャストが多く出演していたのもよかった。
ポスターがジョシュ・ハートネットなのはクレア・デュヴァルのお遊びかな。