震災後の世界での擬似家族もの。
震災後の居場所のない主人公達を不思議なマヨイガでお婆さんが受け入れ、血のつながらない者通しで、生活していくお話。
声優はメインを女優の大竹しのぶと芦田愛菜が熱演し、実力を見せつけてくる。また周囲のキャラクターはしっかり東北の言葉を使用するのもいい。
背景美術もかなり凝っていて、自然の描写と震災描写がしっかり描かれている。劇中作の御伽噺で絵柄がガラッと変わるのも良い。
しかし後半のお話の展開はここまでしっかりと積み上げてきた空気感から崩れ、ご都合主義全開になったのはいただけない。
まあ後半はともかく、中盤までの優しい空気感は悪くはなかった。