岬のマヨイガの作品情報・感想・評価

「岬のマヨイガ」に投稿された感想・評価

kaze

kazeの感想・評価

3.7
登場人物がみんな魅力的で、特に妹との関係性の変化は泣けた
中盤少し盛り上がりに欠けるのと、クライマックスがあっさりしていたのが残念
面白い。脚本が吉田玲子さんだと見て納得でした。だって彼女の関わている作品だいたい面白いもん。
まず一番驚いたことは登場人物にかなり感情移入させられたことですね。ラストシーンでは涙がぼろぼろとリミッターが外れたのかと思うほど出てきました。脚本、声優の演技、作画。全てがハイレベルな証拠です。私の家族は全くDVなどをしてくるようなクソ親ではなかったのですけれどここまで感情移入して泣けるというのは映画の良いところですよね。
そしてこれを見るためだけに劇場へと赴いたといっても過言ではない芦田愛菜の演技ですよね。実際私は彼女が声優でなければ見に行っていなかったと思います。もう最高。ハリウッド版ゴジラの時から分かってはいましたが声の演技もめちゃくちゃ上手です。彼女はこれからどうなっていくのかとても成長が楽しみです。
話の割に音楽が明るすぎてマッチしていなかったところやラスボスの妖とのバトルがかなりあっさりしていたことなどの欠点はありますがそれを補うほど他の部分が優れている作品です。
そろそろ終わりそうですが見ていらっしゃらない方は是非ご覧ください。
なんの予備知識も無しに観たけどメチャ面白かった!こういう風土に基づいた民話みたいな話し好きだなぁ。

劇場133本目
エンディングに流れた羊文学が一番印象的で素敵だった。

2021年167本目
佳作。
東日本大震災に対するずっとおうえんプロジェクトの一環ということで、癒えきらない面と忘却されていく面をバランスよく描いた映画。割とシリアスになりかねない展開で、穏やかな音楽が流れたりと重くなりすぎないようなバランス感にも。日本昔話パートの濃さも最高。

重くなりすぎないようにするためか、クライマックスがあっさりしすぎてたのが惜しかったり。
あと“ふしぎっと”ってなんだ。妖怪とかそういう表現で良い気がするけど、なんでよりによってたまごっちみたいなネーミングにしたんだ。
舞台が地元ということで気になったため視聴。

実際に聞いたことがある昔話とか、馴染みのある地名が出てきてちょっとうれしい。
天満宮の狛犬出てくると思ったんだけどなー

あと逆に実家の近くにあるはずのお地蔵さんが全然わからなくて驚き。「田中の地蔵」ってなに⁈

物語全体を通してどこまでもあたたかく優しい。

人の心の隙間を食う妖怪ってなんだか本当にいそうですよね、、

不思議な世界観の中で包まれるやさしい物語。
見終わった後に心穏やかになれる映画でした。
面白い。
クライマックスがかなりの刹那的な感じだけど、このクライマックス、『シャンチー』みたいなことになってて個人的に盛り上がった。

日本らしい不思議な物語。
かなり日常的にスッと出てくる。
日本にしかいない“ヤツら”、妖怪と言うか、八百万の神“ふしぎっと”が。
って言ってもまだまだ奥があるから大丈夫。

とにかくこの“マヨイガ”、ここに住みたい。
“マヨイガ”の不思議な力もそうだけど、アンティークで喧騒から離れた「こんなところに一軒家」的な古民家。
超素敵な家。憧れしかない。
年に1回ぐらい、ここに1ヶ月ぐらい籠れたら心がめちゃ豊かになりそう。
このおばあちゃんもセットで。

岩手の震災の爪痕が残る被災地で物理的にも精神的にも色々と奪われてしまった中で、離れられずにそこで根を張り息づく生活。

そこで、路頭に迷った2人の女の子。
その子達を拾ったのは、なぜだかよくわからないおばあちゃん。

そのおばあちゃんについて行った2人の先にあったのは岬の絶壁にある古民家。

そこは“マヨイガ”。
迷い込んできたものをもてなす不思議な家。

物理的にも精神的にも欠けてしまった2人。
そして、優しいけど何だか不思議なおばあちゃんと、、、、の物語。

このアニメの中にさらに燃えるような描写の昔話の対象が良い。

おばあちゃん、大竹しのぶの語りがすごく心地よい。ホントに昔おばあちゃんとかに聞かされた感じ。スッと入ってくる。

スッと入ってくるから、その話が物々しく猛々しいもんで話し方によってはホラーなんだけども、めちゃくちゃ真剣に聞き入ってしまう。

妖怪にせよ、八百万の神にせよ、“アガメ”なる化け物の化身にせよ、非現実的な人にあらずの日本独自のおどろおどろしい世界。

それがある意味、現実の悲しみや苦しみを時に癒し、支え、時に増幅する。

そんな普段目に見えない不安や怒りや悲しみみたいなものが、とある理由が重なり、見え始めた時。
もやもやしたり、それに飲まれてしまうこの心が、卑屈にならずに動き出す。

きっと明日は来るとか、何とかなるとか、そんな簡単なことは言えないけど、襲ってくるものに抱く気持ちも、ぶつける思いも、傷を負うのも、立ち向かうのも、乗り越えるのも、すべて“人”。

“人”の周りには実は色んな“支え”があるかも知れない、そんな優しさと清々しさがずっとある映画。

全然関係ないけど、このレビュー書きながら観てたNHKのライブエール(の再放送)で歌ってたエレカシの宮本氏の『夜明けのうた』。

今日観たこの映画にピッタリだな。
それもあってこの歌を相変わらず剥き出しで歌う宮本氏に心打たれた。思わず泣いたわ。
れん晴

れん晴の感想・評価

3.4
人間と妖怪が常に闘うって感じの作品は嫌い。ほっこりする内容の妖怪ものの作品は好き。本作品はすごくほっこりした。

災害で避難所に避難している親のいない未成年を親戚と嘘をついて引き取るってありなのか………??と突っ込んでしまったが、キワさんが知らない間に手続きやらが終わっていて、キワさんって何者!?人間じゃないんじゃないかとか思ったけど、人間だよね……?

景色の絵もすごく綺麗で、全体的にほんわかする作品で、キワさんに引き取られた2人の女の子が成長していく姿も見ていてハラハラしつつほんわかしてよかった。
途中眠くなってしまった私もいけないが、意味不明だった。震災という真摯に向き合わなければいけない要素にファンタジーを入れてしまうのは違うのではないか。復興を頑張ろうにもあっさりと妖怪たちのおかげでなんとかなっちゃうから話に入り込めない。あと出てくる怪獣が簡単に街ぶっ壊すから震災の重みなんてあったもんじゃない。あと主人公の子が全然弓使ったことないのに妖怪に乗って慣れた感じであっさり怪獣の弱点に矢を当てるのは意味不明だった。全てが終わった後に桜の木が植えられたけど、あれってマヨイガの力使えば育てる必要なくない?
FUJI

FUJIの感想・評価

3.5
食卓のシーンがある映画観たい症候群です。
2人の少女が支え合い助け合い、お互いトラウマを克服していくスーパーハートフルヒューマンストーリーかと思いきや。。

シャン・チーとスースクを足して割った展開が熱すぎました。。劇伴も相まって…興奮した…ので、もうちっと続けてほしかったです監督!!
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