「一体どこ向いて作ってるんでしょうか」
出のいい原作と文化庁支援事業という後ろ盾。画も無難な感じですし芦田愛菜ちゃんに大竹しのぶ、、、とメインキャストは声優じゃなく女優。おまけに東北絡みでサンドウィッチマン。あと賞レースにも色気を出して、、、と色々と大人の事情が匂います。
序盤スロー展開でガマン所ですが、中盤の河童が出てくる辺りからちょっと盛り上ります。でもそこまで。終盤のバトルシーンは「あ～はいはい」て感じで結構しんどかったです。そもそも震災設定が足枷なんじゃないかなとも思いますが。
個人的にはど～も大竹しのぶがよろしくない。あえての抑揚を抑えた宮崎演出感が気持ち悪くてイライラさせます。やはり随所にジブリ臭がするのはもうこのテのアニメじゃあ仕方なしでしょうか。ちょこちょこっと出てくる湯浅画風な昔話シーンはよかったです。全編このテイストていうのもアリだったんじゃないですか？
そもそもが大人向けなのか子供向けなのかよくわかりません。100分てのもチト長い。キッパリと子供向け＆80分ぐらいの妖怪バトル的ハチャメチャシンプル内容でもよかったと思いますが。
