13年ぶりの続編。
前作を見ている人は、もうエスターの秘密は知っているわけだから、前日譚の続編って、どうやったら面白くなるんだろう(?)などと懐疑的な見方をしていたのだが、
なんのなんの、素晴らしい脚本で面白かった〜!
前作で明らかになったエスターの過去から始まるんだが、ただ殺人鬼の少女が関わる人たちを殺していくだけじゃない。
エスターの進む道には予想外の展開が待っていて、エスター自身も巻き込むだけじゃなくて巻き込まれていく。
もちろんエスターはサイコパスなんだけど、立ちはだかる困難にぶつかっていく様はダークヒーロー(ヒロイン?)の感も。
ラストは逆に前作に繋がるようにできてるんだけど、時系列的にはこちらが先でも、これからシリーズを見る人には制作順で見ることをおすすめする。本作から見ると、前作では謎として伏せていたエスターの過去を知った上で見ることになるので、謎がわかった時の驚きがなくなってしまうから。
主演のイザベル・ファーマン、13年経って25歳で、前作より4つも若い10歳の少女役はビジュアル的にはちょっときつかったけど、それが逆に薄気味悪さにもなっていたかな。