寂れた土地に育ち複雑な親子関係。都会への羨望と背伸びしたい年ごろに現れた犯罪者の美しい女性。微妙な少年の心の揺れを丁寧には描いています。
しかしながら…この少年の心情が分からりそうで分からない感じがモヤモヤしますね…。
少年の感化されやすい脆い心を映しているとは言えますが、妹に決意を表明して覚悟を決めた筈なのに煮え切らない感じは何とも言えない…。
テレビサイズの映像が妄想の世界とノスタルジックさを感じさせて良い演出と思いました。
妹目線の語りも寂しさというか虚しさを出していて効果的でした。
出演のマーゴット・ロビーさんが製作も兼ねているので裸体も見せてくれる気合の入った作品。
しかし…個人的にはのどかで寂れた風景に彼女の可愛さだけしか残らない映画でした。
まとめの一言
「儚い夢」