シカゴ国際映画祭にて。
レジーナ・キングの監督デビュー作。これ元が戯曲なのね。
カシウス・グレイ(のちのモハメド・アリ)、マルコムX、サム・クック、ジム・ブラウン、レジェンドが集う夜。
カシウスが世界ヘビー級王座を獲得した夜の話。実際に彼らは友人でこの集まりもあったらしいのだけど、内容はフィクションらしい。もしもレジェンドが揃う一夜がこんなふうだったら？みたいな映画。
それぞれが単独で伝記映画が成立するほどの伝説の人、だけどそういう映画では描かれないであろう、彼らの素の姿はこんな感じかもしれないね！っていうテイストは面白い。
彼らが闘う差別や心の中の不安や葛藤は共通しているのだけど、偉業をなしとげる人という先入観無しで見ると、ふつうに友人との集まりを楽しみリラックスしている人たちと変わらない。
実際のところこの4人が集まった夜はどうだったのかはあまり知られてないそうで、それぞれに対してリスペクトしつつユーモア交えたこういうフィクション面白いね。
