ガルベス

あの夜、マイアミでのガルベスのレビュー・感想・評価

あの夜、マイアミで(2020年製作の映画)
3.5
ドラマ版「ウォッチメン」主演などのレジーナ・キングの監督デビュー作。

ボクシングの世界王座に輝いたカシアス・クレイ(後にモハメド・アリに改名)を祝うため活動家のマルコムX、NFLの名選手ジム・ブラウン、ソウル歌手サム・クックの黒人4名がマイアミに集い、一夜を過ごす物語。

屋上で花火を見物したり当初はラフで砕けた雰囲気だったが、話題が公民権運動に代わると空気が一変。
同胞であると思っていてもそれぞれの境遇や置かれた立場、葛藤なり見解の差異が映し出される。

そこまでは興味深く見ていたのだが、割とその後はあっさりと描かれやや拍子抜け。

モハメド・アリの喋りのパフォーマンスのルーツが悪役レスラーのゴージャス・ジョージからの影響であることをインテリで堅物のマルコムXに話すシーンが好き。
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