ノラネコの呑んで観るシネマ

スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたちのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

4.1
ハリウッドの煌びやかな女優たちを影から支える、スタントウーマンのドキュメンタリー。
黎明期の映画界では、今よりも女性監督が多かったと言うのは初耳。
映画なるものが儲かると分かると、東から来た男たちが業界を支配するようになったらしい。
初代ワンダーウーマンから、本作のエグゼクティブプロデューサーでもあるミッシェル・ロドリゲスのダブルまで。
みんな身体能力むっちゃ高いが、スタントウーマンにも色々なタイプがいるのが面白い。
満遍なくこなす人もいれば、レーサー兼業のカースタントのスペシャリストも。
皆に共通するのは差別の残る男社会で認められるために、必死に練習して頑張ってること。
70代まで現役だったけど、今でも戻りたくなるとか凄すぎるだろ。
見応えある作品なのだが、残念なのが字幕のクオリティ。
人物の肩書きを訳さないので、英語読めなきゃ何者だか分からないだろうし、出てくる作品タイトルも、間違っては無いけど例えば「地上最強の美女たち!」より「チャーリーズ・エンジェル」じゃね?
スタントコーディネーターを、アクション監督と訳してるのも微妙。
まあニュアンスの違いは表現し難いけどね。