クライムサスペンスとしてだけでなく、ヒューマンドラマとしても完璧な作品だった。
善と悪の紙一重さを2組の家族を通して描く。
我々映画好きにはたまらないネタの数々。
後半に出てくる土砂降りの中主人公ウエイジエが空を仰ぐシーンは、まさに彼の大好きな「ショーシャンクの空に」のそれだった。
また、映画から得た様々な知識を使うところは「スラムドッグミリオネア」を思い出させた。
一瞬たりともホッと出来させない緊張感と、ただの完全犯罪を目指すサスペンスで終わらないストーリーは必見。
エンドロールを早送りすることなかれ。