依緒

ウエスト・サイド・ストーリーの依緒のレビュー・感想・評価

5.0
うわぁ。感動!
1960年のウエスト・サイド物語を観てから続けてこちらを観た。
「全然違っていたらどうしよう…でもスピルバーグ監督だし…きっと素晴らしいものになっているはず」と。
やはりスピルバーグ監督はさすがだった!
前作への愛とリスペクトが随所に感じられ、しかし真似ではなく生き生きと描かれていた。
特に感じたのは、ウエストサイドの街が活きているということ。
街並みが、そこに住む人々が、息をしていた。
ステンドグラスから差し込む光や土埃でさえも。
そして美しかった。

さらに感動したのはリタ・モレノが出演していたこと。
アニータがドクの店でバレンティナにマリアの死を告げるシーンは、かつてリタがアニータをやった時の事をきっと思い出しあの日の自分に重ねただろう事を想うと胸が熱くなり涙が溢れた。
名作はこうやって受け継がれていくのだなと感慨深かった。

ぜひ新旧共に観ることをオススメします!
依緒

依緒