映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争（リトルスターウォーズ） 2021のpenのネタバレレビュー・内容・結末

オリジナルの時点でSF映画、特撮映画のオマージュに溢れた作品で個人的には冒頭のミニチュアによる特撮映画撮影の場面なんかどうなってるのかなーと楽しみだった。
リメイク版の本作でもそうしたオマージュは忘れていない。縦字によるスタッフ紹介の字幕は昭和特撮映画への目配せながらドラえもんだと新鮮。
映画撮影場面もミニチュアに加えてグリーンバック撮影にレイヤーの積み重ね処理をドラえもんの秘密道具を経由して描写していて堪らない。何ならこれで1本作って欲しいくらい……とつい考えてしまう。
戦闘が佳境に入ってくるとSFアニメの文脈も引用。マクロスがありコックピット同士の会話で入るカットインはガンダム等を連想。パピ役の朴璐美氏による演説なんかもそう。スネ夫がある意味主役の本作、キャストが関智一氏なのがロボットアニメの観点から考えるとグッとくる。

本編のストーリー、軍部のクーデターが発端で地上には地下組織、クレーターの基地には反乱軍と、オリジナル版を観た時と同様に驚いてしまう。